第22回日本消化管学会総会学術集会 会長
公益財団法人がん研究会有明病院副院長・消化器センター長
渡邊 雅之
第22回日本消化管学会総会学術集会は、2026年2月20日(金)・21日(土)の両日、熊本市の熊本城ホールで開催の予定です。栄誉ある会長の任をお任せいただきましたこと、大変光栄に存じますとともに、永原理事長をはじめ関係各位に心より感謝申し上げます。
本学術集会は、The 19th IGICS (International Gastrointestinal Consensus Symposium)(川崎医科大学 塩谷昭子会長)、第53回日本潰瘍学会(国際医療福祉大学 吉田昌会長)、第19回日本カプセル内視鏡学会(日本医科大学千葉北総病院 藤森俊二会長)、第25回日本消化管学会教育講演会(獨協医科大学 入澤篤志会長)と共にGI Week 2026として2月22日(日)まで開催いたします。
熊本は小生が生まれた地であり、また現施設に赴任する前の5年3ヶ月間、熊本大学消化器外科学の恩師である馬場秀夫教授の下で学ばせていただいた思い出の地でもあります。2016年4月には2度にわたる熊本地震により大きな被害を受けました。あれから10年、熊本は見事に復興を遂げ、台湾の半導体メーカーの工場進出もあり、好景気に沸いているところです。今回は、私を育てていただいた熊本への感謝と日本全国の先生方に復興となった熊本を見ていただきたいとの思いで熊本開催を提案させていただきました。
第22回のメインテーマは「奏でよう!消化管楽。」とさせていただきました。本学会は消化管疾患を専門とする内科医、外科医、病理を中心とする基礎研究者が集う学会です。専門を異にする多職種が、消化管という舞台の上でオーケストラを奏でるような、活発な議論を楽しんでいただくことができればという思いから、このテーマと致しました。
開催形式は第21回と同様に、現地開催+後日オンデマンド配信を予定しております。是非、熊本にお越しいただいて熱い討論にご参加いただきたいと思いますが、残念ながら現地に参加できない皆様方、現地で参加したけれどもう一度見直して勉強したいという皆様方にはオンデマンド配信をお役立ていただければと存じます。
熊本は馬刺しや辛子レンコンに代表される、現地でなければ味わえない美食が揃っており、近郊には温泉もたくさんあります。また、阿蘇や天草、人吉など、美しい景色を楽しめる観光地も数多くあります。学会での討論と共に、熊本観光も楽しんでいただければ幸いに存じます。
多くの皆様方に演題をご応募いただき、熊本にお迎えできるのを楽しみにしております。よろしくお願い申し上げます。