日本肝がん分子標的治療研究会

当番世話人挨拶

 この度の新型コロナウイルス感染拡大に際しまして、お亡くなりになられました方々に謹んで哀悼の意を捧げますと共に、罹患されました方々に心よりお見舞い申し上げます。
 また、新型コロナウイルス感染症にて疲弊しうるほどに治療および診断・予防に奔走されている医療関係者の皆様方に心より敬意を表します。
 この度、2021年8月28日(土)、富山県富山市にあります富山国際会議場におきまして第24回日本肝がん分子標的治療研究会を開催させていただきます。
 本研究会は、肝がんの分子標的治療薬に対する基礎的、臨床的および有害事象に対する知識を深めることと、症例を持ち寄り一例一例の効果・安全性・使用法の実際についての検討を行うことを目的に2009年に設立されました。以来年間2回、全国各地で研究会を開催しております。
 肝がんに対する分子標的治療薬はソラフェニブ(2009年5月承認)より始まり、レゴラフェニブ(2017年6月承認)、レンバチニブ(2018年3月承認)、ラムシルマブ(2019年6月承認)、アテゾ リズマブ+ベバシズマブ併用療法(2020年9月承認)と立て続けに発売に至っております。これらの分子標的治療薬の開発により、進行肝がんの患者さんに対する治療の選択肢は増え、予後も改善されてきております。
 これらを踏まえて今回の第24回研究会では、「新しい肝がん治療戦略に挑む-基礎から臨床への応用をめざして-」をテーマに、肝がん分子標的治療薬の将来に向けての展望や、肝がんの分子標的治療薬のターゲットとなり得る遺伝子の解明など発がんメカニズムの基礎的な研究についても討論したいと思っております。そして、今後研究会として果たすべき使命についてもさまざまな角度より議論していきたいと考えております。
 2021年8月28日(土)は、昨年延期された東京パラリンピックの開催真っ只中ではありますが、是非とも富山に足をお運びください。北陸新幹線「かがやき」で東京より2時間10分です。
 皆様の多数のご参加を心よりお待ちしております。

 

第24回日本肝がん分子標的治療研究会
当番世話人 森山 光彦
(日本大学医学部内科学系 消化器肝臓内科学分野 教授)

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