第23回日本消化管学会総会学術集会 会長
大阪公立大学大学院医学研究科消化器内科学 教授
藤原 靖弘
この度、第23回日本消化管学会総会学術集会会長を拝命いたしました藤原靖弘でございます。本学術集会は、2027年2月12日・13日の2日間、GI Week 2027の一環としてグランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)にて開催いたします。本教室にとりましては、2008年に荒川哲男先生が同会場で開催されて以来の大阪開催となります。当時学会事務局長を務めていたこともあり、大変感慨深く存じております。
本学術集会のテーマは「和をもって究める」といたしました。この言葉は、恩師である小林絢三名誉教授が提唱された「和究」に由来するものでございます。教室の伝統である「和」の精神をもって研究・臨床を究めるという理念は、本学術集会のテーマとしてふさわしいものと考えたからです。
「和」という言葉には多様な意味が込められております。2025年には大阪・関西万博が開催され、多くの国々が参加されました。その象徴の一つである大屋根リングは、リングの内側に各国のパビリオンが配置され、リング上からの眺望は深い感動を与えるものでございました。私自身も大屋根リングに強く魅せられた一人であり、設計を手掛けられた藤本壮介氏の「多様でありながらひとつである」という理念にも大きく共感いたしました。そこで、GI Week 2027のポスターは、大屋根リングを抽象化したデザインとして制作していただきました。五つの学会および教育講演会が参加するGI Weekにふさわしいと考えております。今後さらに多くの学会がGI Weekに参画し、より発展していくことへの期待も込めております。
プログラムでは消化管領域の多彩な主題を取り上げるとともに、会長特別企画「理事の一例」「専攻医の一例」を設けました。理事の先生方には、印象深い症例を通してご専門分野をご紹介いただき、専攻医の先生方には全国規模の学会での初登壇の機会としていただければと存じます。さらに、特別講演として山中伸弥先生、安藤忠雄先生にご登壇いただく予定です。
夢洲へ直接お招きすることは叶いませんが、大阪には多くの魅力ある場所や食文化がございます。ぜひ多数の先生方にご参加いただき、実り多い学術集会となりますことを心より願っております。