会長挨拶

第21回 日本消化管学会総会学術集会 会長
順天堂大学消化器内科 教授
永原 章仁

 第21回 日本消化管学会総会学術集会は、2025年2月21日(金)~22日(土)の2日間にわたり、東京・新宿の京王プラザホテルにて開催させていただく事となりました。
 本学術集会は、The 18th IGICS(International Gastrointestinal Consensus Symposium)(岩手医科大学 松本主之会長)、第52回日本潰瘍学会(大阪公立大学 藤原靖弘会長)、第18回日本カプセル内視鏡学会(藤田医科大学 大宮直木会長)、第23回日本消化管学会教育講演会(順天堂大学 八尾隆史会長)と共にGI Week 2025として2月23日(日)まで開催いたします。
 第21回のメインテーマは「承先啓後(しょうせんけいご)」とさせて頂きました。その古義は「先人からのものを受け継ぎ(承けつぎ)、後を開いて(啓いて)発展させること」です。第19回(日本医科大学 岩切勝彦会長)は「消化管学 新たな領域へ」、第20回(愛知医科大学 春日井邦夫会長)は「For the Next Stage in Gastroenterology」です。思いは同じで、諸先輩方が20年間にわたりご苦労され広く認知されるようになった消化管学がさらに発展飛躍すればという願いであります。プログラムは、内科外科を問わず、消化管学を網羅する主題セッションを企画いたしました。また、若手の先生に海外留学を身近に感じていただこうと、日米の医師が留学や医療体制について語るセッションも予定しています。さらに、「消化管王決定戦」がいよいよ復活いたします。「アメリカ横断ウルトラクイズ」のように、しかし「真剣な消化管領域のクイズ」に勝ち抜き、たった一人王者となります。個人でエントリーですので奮ってご参加下さい。
 開催方式はGI Week機構での議論の上、現地開催+後日オンデマンド配信に決定いたしました。是非現地で熱い討論にご参加頂き、当日ご都合のつかない先生やreviewにオンデマンド配信をお役立て頂ければと考えております。
 前回開催地の沖縄に負けず、冬の東京は、スポーツイベントや文化行事、美術館では特別展などが開催され、世界中の美味珍味も味わえます。学会後のひとときは是非、この時期の東京を満喫していただければと存じます。
 皆様からの演題応募と、当日のご来場を心よりお待ちしています。何卒よろしくお願い申し上げます。