会長挨拶

第52回日本潰瘍学会会長
大阪公立大学大学院医学研究科消化器内科学教授
藤原 靖弘

 第52回日本潰瘍学会の会長を拝命致しました大阪公立大学消化器内科学の藤原靖弘と申します。歴史ある本学会の会長に選ばれたことを大変光栄に思います。本学会はGI Week 2025の2日目、3日目に東京、京王プラザで開催される予定です。教室としましては、過去に小林絢三先生(1996年、第24回)や荒川哲男先生(2010年、第38回)が会長を務められました。今回第52回であり、14回毎という偶然に何か運命的なものを感じております。2025年は大阪で万博が開催されることもあり、私にとっては特別な年になるでしょう。
 さて、私は大学院に入る前からラットを用いた基礎実験(サイトプロテクション作用に関するもの)を開始し、その成果を初めて本学会(前身の実験潰瘍学会)で発表したことを覚えております。当時のこととして、基礎の先生方からの厳しい質問に耐えた(耐えきれなったかもしれません)ことが思いだされます。その後も、動物モデルや培養細胞を用いた研究を続け、教授就任後は大学院生に対して基礎研究と臨床研究を並行して進行させるように指導してきました。そのような思いから、今回の学会テーマを「実験潰瘍学を再考する!」とさせていただきました。シンポジウムとして「上部・下部消化管疾患の基礎と臨床の接点」を取り上げております。“基礎と臨床の接点“は教室で続いていた研究会名ですが、本学会が基礎と臨床の先生方が討論する場であることを考えると相応しいと思ったからです。またワークショップ「内視鏡治療後に生じた消化管潰瘍のマネージメント」や日本消化管学会との合同セッション「消化管炎症に病態と治療」を企画しました。多数の演題を応募頂きますように、よろしくお願いします。
 皆様との活発な討論ができますよう東京でお会いできることを楽しみにしております。