会長挨拶

第18回日本消化管学会総会学術集会 会長
東京大学消化管外科 教授
瀬戸 泰之

 第18回日本消化管学会総会学術集会を2022年2月11日(金)~13 日(日)の3日間、京王プラザホテル(東京都新宿区)において開催するはこびとなり、鋭意準備を進めているところでございます。皆さまにお集まりいただき、現地での開催を期待しているところではありますが、新型コロナウィルスの感染状況によっては、開催形式の変更もありうることご了解お願い申し上げます。
 本学会は、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸に関する基礎的・臨床的研究を奨励し、消化器病学の向上、発展をはかり、人類の福祉に寄与することを目的として、平成16年4月に設立されました。第1回の学術集会は平成17年1月28日、29日に名古屋で開催され、以来1年に1度学術集会が開催されてまいりました。すでに、多くの既存の学会・研究会において様々な趣向で、消化器疾患に関しての基礎的・臨床的研究が発表され、討議されてはいますが、消化管疾患のみに焦点をあて、臨床的、学術的な課題について討論する場はこれまでになく、本学術集会の特徴となっております。
 今回の第18回学術集会では、「内科・外科のさらなる協調を目指して」をテーマとして、特別講演、コアシンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップ、一般演題等行います。8セッションの特別講演では最先端のトピックスを紹介していただき、4セッションのパネルディスカッションでは、内科的治療、外科的治療が重なる疾患について、双方の立場から議論していただく予定です。治療法の進歩により、内科的・外科的治療の適応がオーバーラップしている今日こそ、「内科・外科のさらなる協調」が重要と考えます。その発信の場になることを期待しています。

 今回も”GI Week 2022”として、本学術集会のほか、第15回日本カプセル内視鏡学会学術集会、第49回日本潰瘍学会、The 15th IGICS (International Gastrointestinal Consensus Symposium)および第17回日本消化管学会教育講演会の開催を予定しております。
 多くの会員の皆様からの演題のご登録と、当日のご来場を心よりお待ちしております。