
						
						
						 第16回の日本消化管学会総会学術集会を2020年2月7日(金)、8日(土)の2日間にわたって兵庫県姫路市の日航ホテルを中心とする会場で開催させていただくこととなりました。消化管疾患の基礎研究と臨床研究を発表・討論していただく、日本を代表する学会の一つを姫路市で開催させていただくことになり、大変うれしくまた責任重大だと感じております。
						
                           消化管学会は、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸に関する基礎的・臨床的研究を奨励し、消化器病学の向上、発展をはかり、人類の福祉に寄与することを目的として、平成16年4月に設立されました。第1回の学術集会は平成17年1月28日、29日に名古屋で開催され、以来1年に1度学術集会が開催されてまいりました。すでに、多くの学会・研究会において様々な趣向で、消化管疾患に関しての基礎的・臨床的研究が発表され、討議されてはいますが、消化管疾患のみに焦点をあて、臨床的、学術的な課題について討論する場はこれまでになく、本学術集会の特徴となっております。今回の第16回学術集会では、「消化管学:基礎・臨床研究の成果を実臨床に生かす」をテーマとして、特別講演、招待講演、教育講演会、シンポジウム、ワークショップ、一般演題、メディカルスタッフプログラム、症例検討会など多様なセッションを予定しています。消化管の生理機能の研究に携わられている研究者の方々、消化管疾患の研究をされている基礎研究者の方々、消化管疾患の病態、診断・治療法の研究をされている臨床研究者の方々、消化管疾患の診療に関与されているたくさんの医師、看護師、薬剤師、技師の方々にご参加いただきたいと考えております。
						
						 学会では講演や主題演題に加えて、たくさんの方々に一般演題を発表いただきたいと考えており、一般演題のための口演会場を多数用意させていただきました。ご参加いただくとともに、消化管、消化管疾患に関するご自身の経験、研究を、ぜひご発表いただきたいと考えております。
						
                         本年度の消化管学会もGI weekとして第13回カプセル内視鏡学会(会長:慶應義塾大学医学部内視鏡センター教授 緒方晴彦先生)、第13回International Gastrointestinal Consensus Symposium (IGICS)(会長:名古屋市立大学大学院医学研究科次世代医療開発学教授 神谷武先生)との共同開催となります。姫路市でGI weekとして2月7日(金)、8日(土)、9日(日)の3日間滞在される先生方もおられると思います。2月ですが瀬戸内は暖かく、姫路城、ラストサムライのロケが行われた書寫山圓教寺などの観光スポットも多く、食事もおいしい、ヨーロッパ系の観光の方が多い地域でもあります。新幹線の「のぞみ」も姫路駅に停車いたしますので交通の便も良いと思います。たくさんの方々の学会参加を心待ちにしております。
					
						
							第16回日本消化管学会総会学術集会 会長
                            製鉄記念広畑病院 病院長
                            はりま姫路総合医療センター整備推進機構 理事長
							木下 芳一