第41回日本栄養アセスメント研究会の開催にあたって
消化器肝臓内科学分野 主任教授
会長 森山光彦
この度、第41回日本栄養アセスメント研究会の会長を拝命いたしました。本研究会は、会期を平成30年6月30日(土曜日)および7月1日(日曜日)に、日本大学医学部同窓会記念講堂(東京都板橋区大谷口上町)に於いて開催する予定であります。41回を迎えるこの歴史ある日本栄養アセスメント研究会の会長を務めさせていただくことを大変栄誉に感じております。
本研究会は、昭和58年に設立され、岡田正先生を世話人として第1回研究会が開催され現在に至っております。日本大学消化器肝臓内科学分野(旧第3内科学講座)からは、前代表世話人を務められました第4代教授の荒川泰行先生が、第28回を開催されておられます。
本学術集会は、テーマを「栄養代謝と微量元素」といたしました。
長期間におよぶ経管経腸栄養管理において、Fe, Zn, Cu, Mg, Seなどの微量元素のアセスメントの重要性を再認識していただきたいと思います。
土曜日の教育講演は、微量元素の代謝が人体に与える影響と医学への応用についてプログラムを構成いたしました。
高齢化社会を迎えての高齢者の栄養管理、また高齢化社会の一方で、若年者からも生活習慣病の罹患者が増加し、さらには若年女性などを中心にした偏食による栄養の偏りなど、微量元素を含めた現代の食の問題点とその栄養管理や対応などについても討議できれば幸いであります。
私の、学術集会開催の本懐は、「記録に残る学術集会」ではなく、「記憶に残る学術集会」を開催することであります。プログラムの内容のみならず開催場所をも十二分に考慮して、開催を決定するのが私の方針であります。本会は、日本大学医学部の敷地内にある同窓会記念講堂にて開催することといたしました。是非本学をごらんになって頂きたいと思います。
池袋からバスや東武東上線などを利用して頂くことになりますが、多数の会員の皆様の参加をお願い申し上げます。
また参加頂きました皆様に、永く記憶に残る会を運営することができるように頑張る所存であります。
この先へ向けての、日本栄養アセスメント研究会の道のりを歩み出すべく、多数の皆様のご参加をお待ち申しております。