第14回日本消化管学会総会学術集会の告知サイトです
会長挨拶

第14回日本消化管学会総会学術集会の開催にあたり

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第14回日本消化管学会
総会学術集会
会長 加藤 広行
(獨協医科大学 第一外科)

 このたび、第14回日本消化管学会総会学術集会を2018(平成30)年2月9日(金)、10日(土)の2日間、京王プラザホテル(東京都新宿)において開催させていただくことになりました。歴史と伝統のある本学会を主催させていただくことを大変光栄に存じますとともに、理事長であります藤本一眞先生をはじめ、名誉会員、功労会員、理事、代議員の先生方に衷心より厚く御礼申し上げます。
 一般社団法人日本消化管学会は、消化管疾患に関する基礎的および臨床的研究を奨励し、消化管学の向上発展をはかり、人類の福祉に寄与することを目的として、2004(平成16)年4月10日発起人会に続いて第1回理事会が開催され本学会が設立されました。そして2005(平成17)年1月に第1回日本消化管学会総会を伊藤誠会長(現 名古屋市立大学名誉教授)の主宰で名古屋国際会議場にて開催されて以来、14年目を迎え着実に発展を遂げて、会員数も5000名に達しております。

 獨協医科大学においては、第2回学術集会を2006(平成18年)年2月に寺野彰会長のもと京王プラザホテルにて開催し、2016(平成28)年2月に平石秀幸会長に次いで、3回目の担当をさせていただきます。また外科が担当した総会は第3回(2007年2月)の杉原健一会長(現 光仁会第一病院病院長)、第10回(2014年2月)の竹之下誠一会長(現 福島県立医科大学理事長兼学長)に次いで、3回目となり大変光栄に感じております。現在は“GI Week”と称して、2015年より日本カプセル内視鏡学会、胃病態機能研究会との合同開催となっており、今回はGI Week 2018(4th GI Week)として第11回日本カプセル内視鏡学会学術集会(会長:大阪医科大学 樋口和秀先生)、第50回胃病態機能研究会(当番会長:東京医科大学 河合 隆先生)と合同で開催致します。胃病態機能研究会は今回第50回を迎え、発展的に解消することとなり、今後は日本消化管学会のなかで運営する方針になりました。さらにInternational Gastrointestinal Consensus Symposium (IGICS)の開催に関しても本学術集会とともに運営することになり、本学会の演題も一部のセッションにおいては英語スライドで発表していただくことになりました。

 さて、今回のテーマは『消化管を治す、癒す、和ます』と致しました。消化管は胎生期に原始腸管より発生し、この1本の管で咽頭から肛門管に至る各消化器官に分化形成され、消化吸収や免疫系に関与する重要臓器であります。そして消化管疾患は良性から悪性疾患まで数多くの疾患があり、その病因や治療目標も様々であります。近年、薬物療法が著しく進歩する中で、完治を目指す疾患や、寛解維持を目指すものや、場合によっては症状を和らげるだけの疾患の状態もあります。また私共外科医にとりましては、消化管癌を対象に常に完治、いわゆる「Cure」を目指していますが、一方では「Care」が重要な場面も数多く存在します。そこで今回は消化管疾患の治療を改めて見直す意味で、本テーマを提示させていただきました。
 本会は特別企画をはじめ、コアシンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップなどを予定しております。また今回は第3回消化管“王”決定戦を開催し、若手の参加を促したいと考えております。多くの施設からのご応募をお願い申し上げたいと存じます。
 ご来駕いただく先生方にご満足いただけるよう実り多い学術集会を目指したいと考えております。教室をあげて誠心誠意準備していく所存であります。皆様のご指導、ご協力を宜しくお願い申し上げるとともに、皆様のご参集を衷心よりお待ちしております。

2017年5月

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